よく、サッカーをしているときに、
「重心を下げろ!」と指導者に言われる経験はありませんか?
しかし、意外とこの「ドリブルの際に重心を低くする理由」について、
指導者から説明があることは稀です。
なので「なぜドリブルする際には重心が低いほうがいいのか?」
とても気になることころですよね。
今回はその理由について、説明していきます。
ドリブルは重心が低いほうが良い3つの理由
重心を低く保つ理由については、3つの理由があります。
- 移動しやすい
- 当たりが強くなる
- 緩急がつけやすい
では、それぞれ詳しく説明します。
1.移動しやすい
重心が高い状態でサッカーのドリブルをしようと思うと、
意外と難しかったりします。
なぜなら、足が伸びきってる状態でドリブルすることになるので、
重心移動をしづらい体制になるのです。
試しに膝を伸ばした状態で立ってみてください。
その状態から足を運んで動けるでしょうか?
・・・もうお気づきかもしれませんが、
膝を伸ばしたまま動くのって、かなり大変なんですよ(苦笑)
なので、少なくとも臨機応変に動きやすい、
膝を下げた状態の方が、細かい動きをするのにも楽なのです。
2.当たりが強くなる
また、重心を落としていないと、
単純にフィジカルで当たり負けしてしまいます。
体重を落とすことで、膝に踏ん張りが効く分、
相手がぶつかった時に耐えやすいのです。
しかし、膝が伸びきって重心が高い状態だと、
相手がぶつかってきた時に踏ん張る力が入りません。
膝が伸びている状態でふんばれって言われても、
そりゃあ無理な話ですよね(笑)
なので、重心は低く、膝の踏ん張りが効く状態であれば、
膝の踏ん張りで重心をぶらすことなく、
相手の当たりにも強くなるのです。
3.緩急がつけやすい
これも当然といえば当然なのですが、例えば
- 膝が曲がっている状態
- 膝が伸びている状態
このどちらが、一気にダッシュして加速しやすいでしょうか?
・・・。
実際にその場でやってみればわかる通り、
加速しやすいのは当然、膝が曲がっている状態です。
よって「重心を落とすことで加速しやすい」という理由から、
重心を落とせと言われているのです。
もちろん、止まる時も同様です。
膝が曲がっていたほうが踏ん張りやすく、
反対に膝が伸びていると、踏ん張りにくいのです。
まとめ
今回はなぜ重心が低いほうが良いのか?について、
説明していきました。
- 移動しやすい
- 当たりが強くなる
- 緩急がつけやすい
この3つが理由でしたね。
ドリブルをする際は、
重心を低く保つことを意識してみてください。