サッカーボールへの空気入れ針の刺し入れ方と空気の抜き方!

初めてサッカーボールに空気を入れようとした時、

空気の入れ口だと思っていたボールの“へそ”をよく見ると、

白いゴムのようなもので塞がっていて、針を刺す穴が見当たらず

どこに針を刺したら良いかわからないまま困った経験、ありませんか…?

空気入れをサッカーボールに刺す入れ方は、

どうするのが正しいやり方なのでしょうか

友達から、「空気を入れる時によく針が折れてしまう」と聞いたのですが、

空気入れの針が折れた時にはどうしたら良いのでしょうか

また、ボールに空気を入れ過ぎてしまった時は

どうやって空気を抜いたら良いのでしょう

サッカーボールの“砂防止バルブ”は穴が見えない!

昔、サッカーボールの“へそ”と呼ばれていたバルブの入れ口には、

確かに“穴”がありました。

空気入れの針は、その穴に容易に刺して入れることができました。

しかし、目にはっきりと見えるバルブの大きな“穴”には

ボールを使っている最中などに、砂が穴の中に侵入して

針を刺す時、針と一緒に砂がバルブの内部まで入ってしまう

デメリットがありました

砂は、バルブを傷付け、バルブの内部に挟まって、

空気が漏れる原因になります。

そうした砂の侵入を防ぐために、

現在ほとんどのサッカーボールに採用されているのが、

“砂防止バルブ”です。

このバルブの“穴”は、目ではほとんど見えません

空気入れ針の差し込み口は、

砂侵入防止機構付きの“スリット”になっていて、

通常はぴったりと閉じられていて、

砂の侵入を防ぎ、エア漏れを最小限に抑える機能があるのです!

砂防止バルブに空気入れ針を刺す前にやるべきこと!

サッカーボールの砂防止バルブに空気入れの針を刺す前に

やるべきことが二つあります。

一つは、バルブ周りの汚れをきれいに取り除くこと。

砂防止バルブでも、針と一緒に砂が内部に入ってしまうことを、

完全には防げません。

針に砂が付かないように

バルブ周りに土や砂が付いていたら、濡れ雑巾などできれいに拭き取りましょう。

二つ目は、空気入れの針に潤滑剤を塗ることです。

砂防止バルブの入れ口の“スリット”は、固く閉じられているので、

乾いた針をそのまま差し込むと、バルブと針の摩擦が大きく、

バルブに傷をつけてしまう恐れがあり、

針が折れてしまうケースも多いのです。

潤滑剤は、ボールメーカーから専用のオイルが販売されています。

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もし潤滑剤が無い時は、石鹸水で代用ができます。

それも用意できない時は、針に水を付けて刺すことが多いようですが、

針が錆びてしまう原因になるため、お勧めはできません。

最悪の仕方がない場合の手段として、覚えておきましょう。

砂防止バルブに空気入れ針を刺す正しい入れ方!

針に潤滑剤を付けて用意ができたら、

ボールを、バルブを真上に向けて地面に置き、安定させましょう。

そして、バルブの中央部分に針の先を真っすぐ当てて、

ゆっくりと、ボールに対して垂直に針を押し入れます。

すると、スリットの間に針が侵入していきます。

この時、もし硬い感触がしてスムーズに押し入れられなかったら

無理してそのまま入れないで、いったん針を抜き、

再度潤滑剤を付けてから、もう一度やり直しましょう

針が真っすぐにバルブに入っていったら、

そのまま針の根元までしっかりと差し込みます。

バルブの長さは約2.5cmあるので、

針を根元まで刺してバルブを貫通させないと、空気を入れられません

針がしっかりとボールの中に入ったら、

空気入れのポンプを押して、空気を入れます。

この時も、あわてずにゆっくりと、少しずつ空気を入れるようにしましょう。

空気がかなり抜けている時などに、急いで空気を入れてしまうと

ボールの内部でチューブと人工皮革の裏面がねじれて密着して、

ボールの変形の原因になります。

また、空気を過剰に入れ過ぎてしまうことも

ボールの変形や膨張の原因になります。

こまめにボールの硬さを確認しながら少しずつ空気を入れましょう

空気入れの針が折れてしまった時の対処法!

気を付けてやっていたつもりでも、

思わぬ負荷が針にかかってしまって、針が折れてしまうこともあります。

そうした時は、あわてて素手で折れた針を抜こうとして、

怪我をしないようにしましょう!

バルブに刺さった状態で折れた針は、素手では抜こうとしても抜けません

ラジオペンチなどの工具を使って、しっかりと針を挟んで、

バルブを傷つけないようにゆっくりと真っすぐ

ボールに垂直に引き抜きましょう

空気入れ用の針は、折れることを想定して、

付け替えられる構造になっています。

折れた針の根元部分を空気入れの先から外して、新しい針を取り付けましょう

交換用の針は、100均で売っているものでも、

空気入れに付きさえすれば使えます

“付きさえすれば”と言うのは、

針の取り付けネジの形状には種類があるからです。

使っている空気入れの針の取り付けネジの形状を確認してから、針を購入しましょう。

ボールメーカーからも、交換用の針2本セットが、安価に販売されています。

ボールに空気を入れすぎてしまった時の抜き方!

ついつい空気を入れ過ぎてしまって

ボールの空気を抜かなければいけない時

手元に、エア抜き機能の付いている空気圧計などがない場合は、

どうしたら良いでしょう?

答えは、空気入れから外した空気入れ針だけを

バルブに差し込めば良いのです。

ただ、この時も、針には潤滑剤を付けて、

慎重に、垂直に、根元まで差し込むことを忘れずに。

刺した針がバルブを貫通していれば、中の空気は針の中を通って抜けていきます

程よく抜けたら、折れないように気を付けながら針を抜きましょう。

このように、空気の入れ方と抜き方を見ていくと、

潤滑剤と、予備の空気入れ針と、ラジオペンチは、

常にボール空気入れと一緒に持ち運ぶ方が良い…ということが分かりますよね。

針が折れてしまうことは決して珍しいことではありません。

針の抜き差しは、慎重に行いましょうね!

サッカーボールへの空気入れ針の刺し入れ方と空気の抜き方!
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