サッカーのドリブルが上手い子どもを育てよう!

ドリブルの練習方法

子どもにサッカーを教えていると、

練習に集中して取り組ませることの難しさや、

ドリブルが上手い子にしていく練習方法などに

悩むことが多いと思います。

 

特に子どもの場合は、単調な練習に飽きてしまいがちですし、

そうなるとサッカーのことから離れてしまいます。

 

どのように練習をすれば、

子どものドリブルを上達させていけるでしょうか?

飽きてしまう子どもは、楽しんで練習をしていない!

ドリブルの練習をしていると、

子どもが飽きてしまって集中してやれないことが

よくあると思います。

 

子どもが練習に飽きている時、

彼らはその練習に対して「やらされている感」を感じていて、

本当に楽しいと思いながら取り組めていないのです。

 

子どもは元々、飽きっぽい生き物です。

自分の好奇心や興味が無くなると、

さっきまで夢中になっていたことでも、

すぐに放り出してしまうのは子どもの本来の姿です。

 

逆に、自分が楽しいと感じれば、

その楽しさが続く限り、

大人が止めようが子供はやり続けようとします

 

では、どういうドリブルの練習をすれば、

子どもは夢中になってやり続けるようになるのでしょう?

 

ボールを「蹴る」ことで、子どもは楽しさを感じる!

ドリブルの練習にも色々なやり方がありますが、

足元のボールを自分のコントロール可能な範囲に置きながら、

自らの体をピッチ上で前後左右に移動させる…という動作は、

共通していると思います。

 

子どもがドリブルの練習に飽きてしまう時、

そこにはボールを「思い切り蹴る」という動作が

組み込まれていないことが多く見受けられます。

 

サッカーをやっている子ども達は、

丸いボールを自分の足で思い切り蹴りたくて、

サッカーを始めた子がほとんどでしょう。

 

ボールを思い切り蹴る爽快感や、

狙った所に思うように蹴ることができた時の達成感は、

大人であっても共通です。

 

ドリブルだけの練習では飽きてしまう子も、

ドリブルの後に続けてシュートをする動作を組み合わせた練習をすると、

集中して繰り返しやることができます。

 

例えばゴール前の少し離れた所にカラーコーンを複数個縦に並べて、

それを左右にかわすジグザグドリブルをした後そのままシュートをする練習なら、

子ども達はドリブルにも一生懸命取り組めるでしょう!

 

自分の上達を感じると、子どもは自ら練習をする!

子どもが飽きないようにするためには、

短い時間で違うパターンの練習へどんどん切り替えていくことも必要です。

 

その時、簡単なことから、

徐々に難しく内容をステップアップさせていきます。

 

ピッチ上にカラーコーンやマーカーを並べて、

その障害物をかわしながらボールを前に運ぶ基本練習でも、

徐々に障害物の数を増やしたり、

置く間隔を変えたりして複雑な動作の練習にしていきます。

 

 

また、前へ進むだけではなく、

横方向の動きを増やして∞の字を描きながら徐々に前に進ませたり、

ボールを手前に引いて後ろに進む動きも取り入れたりしていきます。

 

練習を始める前には、必ず見本を見せることが大切です。

 

子どもは見たことを真似てやることで成長しています。

「こうやりたい」「こうできたらカッコいい」という欲求が、

子どもを練習へと向かわせます。

 

 

ネットの動画などを事前に用意しておいて、見せてあげるのも有効です。

 

お手本と同じようなドリブルが自分にもできて、

さらに少しずつ難しいこともできるようになっていく時、

子どもは自らの上達を感じて、

その喜びからもっともっと上手くなりたいと思うようになります。

 

そうなればもう、子どもはボールを離さなくなるでしょう。

 

1対1の練習で、ドリブルで勝負する自信を身に付けさせよう!

サッカーは団体競技ですが、

ピッチ上の各局面においては1対1の勝負を繰り返すスポーツです。

 

日本人は個と個の争いに弱い、

つまり1対1に弱いと言われ続けていますが、

ドリブルが上手ければ1対1の勝負では圧倒的に有利になります。

 

また、子どもが成長していく中でもし体が大きくなれなくても、

ドリブルが上手ければ世界の舞台でも活躍できることは、

Jリーグから欧州に渡って活躍している

乾貴士選手などのドリブラーが証明しています。

 

1対1でもドリブルで勝負できる自信を身に付けさせるためには、

できるだけ多く1対1の練習をするのが一番です。

 

 

例えば10m四方の四角いエリアの中で、

相手に奪われないようにボールを保持し続ける練習で、

ドリブルのキープ力を養います。

 

もし奪われた時には攻守を交代させますが、

この時、二人組はできるだけ実力の近い子同士のペアになるよう配慮しましょう。

 

勝ったり、負けたりを繰り返す中で生まれる競争心が、一層の上達につながります。

 

また、ゴール前に幅5m程の細長いエリアを作って、

その中で1対1の相手を抜くドリブルをさせて、

シュートで終わらせる練習も良いでしょう。

 

子どもの内に、1対1でも果敢にドリブルで勝負する習慣と自信が身に付けば、

大人になってもそれが必ず生きていくと思います!

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