サッカーのスパイクの靴紐を結ぶ時、
あなたはどのように結んでいますか?
もし、試合や練習の最中に、
スパイクの靴紐が、度々ほどけてしまうことがあるようでしたら、
靴紐の結び方を見直した方が良いかもしれません!
では、サッカースパイクの靴紐に、正しい結び方というものがあるのでしょうか?
どのような結び方をすると、プレイの最中に靴紐がほどけにくくなるのでしょう?
靴紐を結ぶ前に正しい履き方でサッカーのスパイクを履こう!
サッカーの試合を観戦していると、プレイの最中にスパイクが脱げてしまって、
慌てて履き直している選手をよく目にします。
サッカーは、ダッシュやターンを繰り返しながら、
互いにボールを奪い合って、選手同士が足を交錯し合う競技です。
激しい動きの中で、スパイクが脱げてしまうことがあっても、
やむを得ないことかもしれません。
しかし、スパイクが脱げてしまったからと言って、
プレイはそれで止まってくれることはありません。
脱げたスパイクを履き直している間に、相手にゴールを奪われてしまったら、
仲間に申し訳なくて仕方がないでしょう。
そんなことが起きないように、しっかりとスパイクを履いて、
試合や練習の最中に簡単には脱げないようにしましょう。
そのためには、まず、スパイクの靴紐を結ぶ前に、
自分の足にスパイクを履かせる段階から、
正しい履き方をする必要があります!
サッカーのスパイクは必ず踵に合わせて履こう!
サッカーのスパイクを履こうとしている選手が、
靴紐を結ぶ前に、足を入れたスパイクの踵を
トントンと地面に何度か当てているのを見たことがないでしょうか。
それは、スパイクをしっかりと足の踵で合わせてから履こうとしている仕草なのです。
もしスパイクを、トントンとつま先の方で足に合わせて履いたとすると、
足の踵とスパイクの間に隙間ができてしまって、
足全体が靴の中で動く状態になってしまいます。
そうすると、当然靴擦れも起きやすくなります。
また、プレイの最中に相手にスパイクを踏まれるようなことがあったら、
簡単にスパイクが脱げてしまうでしょう。
スパイクは、足の踵の方に合わせて履くのが基本なのです!
スパイクの履き方と靴紐の締め方はこうしよう!
まず、スパイクの靴紐を、つま先側の方まで全て緩めた状態で、
足をスパイクの中に入れます。
そうして次にそのまま、足の踵の部分で、足とスパイクを合わせます。
そうすると、つま先の方のスパイクの内側に、少し隙間ができるかもしれませんが、
足の指が動くくらいであれば、ちょうど良いのです。
次に、靴紐をつま先側の方から、一段ずつ左右同じように紐を引っ張って、
均等に締まるように靴紐を締めていき、スパイクを足の甲に密着させていきます。
一番足首側の穴のところまで靴紐を締めたら、
そこでスパイクの踵を地面にトントンと当てて、
もう一度スパイクと足を、踵の部分でしっかりと合わせましょう。
それから、靴紐がしっかり締まっているかを
つま先側の方から足首のところまでもう一度チェックして、
余っている左右の紐をギュッと引いて、紐を結ぶ作業に入っていきます!
靴紐がほどけないようにする結び方のコツ!
この、スパイクの靴紐の左右を最後にギュッと引っ張る際に、
あまり力を入れすぎると紐が締まり過ぎて
足に食い込んでしまうので、気を付けましょう。
そして、いよいよ靴紐を結びます!
結び方は、普通の“蝶結び”をすれば良いのですが、
結んだ後に紐がきちんと左右方向に出るよう、
“タテ結び”にならないようにしましょう。
この時、普通の蝶結びをほどけにくくするには、コツがあります。
最初に左右の紐を絡ませて、一重結びの結び目を作る時に、
あまり力を入れて締めないことです。
そこでは軽めに結び目を作って、
その後の輪っかを作って蝶になる結び目を作る時には、
しっかりと輪の部分を引いて、固く締めるようにしましょう。
あとは、蝶結びで出来た二つの輪と、
左右1本ずつ出ている紐の先っぽ二つを、左右の手でそれぞれまとめて持って、
それらを結び目の中央で、一重結びにギュッと結びます。
そうすると、紐の先の部分を引っ張っただけでは蝶結びが解けなくなるので、
ただの蝶結びよりも、各段にほどけにくくなります。
靴紐がバタつかないようにすることも重要!
最後に、靴紐を結んでできた紐の輪の部分と、紐の先の部分が、
プレイの最中にバタつかないようにします。
これは、自分の左右の足同士や、自分の足と相手の足が交錯した時に、
スパイクのスタッドが紐の結び目の輪の部分に引っかかって、
足を取られてしまうことが無いようにするためです。
その方法は、結び目の輪の部分と靴紐の先の部分を一つに束ねて、
足の甲の部分の左右に交差している靴紐の間の一箇所に、
押し込んで挟んでしまうことです。
しっかりと締めた靴紐の間に、
紐の輪と紐の先の部分を通すのは、結構大変かもしれませんが、
そこをしっかりと通して挟み込んでしまえば、
試合や練習の最中に外れることはまずありません。
私もいつも、靴紐を結んだ後そのようにすることで、
靴紐のバタつきを気にすることなくプレイに集中できていたので、
これはお勧めします!
子どもには繰り返しやらせて靴紐の結び方を覚えさせよう!
靴紐の結び方には、蝶結びの応用的な結び方の、
“イアン結び”というやり方もあります。
覚えて、やり慣れると、
小さな子どもでも、蝶結びよりも素早く靴紐が結べるようになります。
プロ卓球選手の福原愛選手が、この結び方を愛用しているそうです。
小学校の低中学年くらいまでの子どもの場合、
なかなか自分で靴紐をしっかりと結べるようになれないかもしれませんが、
周りの大人の人は結び方を丁寧に根気よく教えてあげて、
繰り返しやることで身に付けさせましょう。
靴紐の結び方も、とにかく練習あるのみです!
スパイクの靴紐の結び方次第で、
その日の試合や練習での、自分のパフォーマンスが決まるのですから!
しっかりほどけないようにスパイクの靴紐を結び上げて、
ピッチに飛び出して行って、活躍しましょう!!