サッカーのポジションにはそれぞれにかっこいい瞬間がある!

サッカーのポジション

サッカーの試合を観ていて、

「今のプレー、最高っ!かっこいい!」と思う瞬間、ありますよね!

 

あなたは、サッカーのどこのポジションを、一番かっこいいと思いますか

 

サッカーには、役割の異なる多くのポジションがありますが、

一つひとつのポジションに、かっこいいと思える瞬間があると思います。

 

では、それぞれのポジションかっこいいと思えるのは、どのような瞬間なのでしょう

最も目立って“かっこいい”のはFWのゴールシーン!

サッカーの試合を観ている観客が最も興奮するシーンは、

間違いなくゴールの瞬間ですよね!

 

すべてのサッカープレーヤーが(たとえそれがGK(ゴールキーパー)の選手であっても)、

自分が、サッカーのゴールシーンに関われることを目指して、

サッカーをしていると言っても過言ではないと思います!

 

中でも特に、

チームで得点を挙げることを第一の役割とされているFW(フォワード)の選手は、

ゴールを決めることに並々ならぬ決意を持ってピッチに立っていると思います。

 

そんなFWの選手が、一瞬の得点チャンスを逃さないでシュートを放ち

ゴールが決まった瞬間は、本当にかっこいいと思います。

 

鮮やかなテクニックやドリブルで、

相手を抜いて決めるゴールも素晴らしいと思いますが、

やはりFWの選手は、

力強いダイレクトシュートで得点を挙げるのがかっこいいですよね!

 

 

思い出すのは、2006年ドイツW杯の日本代表のグループリーグ最終戦、

前大会王者のブラジル代表との試合で、

前半30分過ぎに、左サイドでボールを持った三都主アレサンドロ選手

スルーパスに反応したFW玉田圭司選手が、

ペナルティエリア内で体を反転させながら

得意の左足でダイレクトで鋭いシュートを放ち

豪快に相手GKのニアサイドを打ち抜いて、先制ゴールを挙げたシーンです!

 

 

“タマケイ(玉田選手の愛称)、かっこいい!!”と、思わず叫びました!

…その後、ブラジルに4点を返されて、

この試合は惨敗を喫したのが、とても残念でしたが…。

 

MFが放つFKからのロングシュートもかっこいい!

最前線のFWの選手のゴールシーンに劣らず、かっこいいと思えるのは

攻撃の2列目や3列目にいるMF(ミッドフィールダー)の選手が

相手のファールによって得た直接FK(フリーキック)のキッカーとなって

ロングレンジからのシュートを鮮やかに決める瞬間です!

 

日本には、世界で活躍した優れたMFの選手が何人もいましたが、

やはり最高のフリーキッカーと言えば、

中村俊輔選手をおいて他にはいないと思います!

 

キックの瞬間まで、壁に立つ相手選手や、相手GKと駆け引きをして、

見事なタイミングで放つ、高速で美しい軌跡を描くシュートは、

芸術的とさえ言えます!

 

 

中村選手が全盛期に、

スコットランドのセルティックで活躍していた2006年の11月に、

セルティックを初めてUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ突破に導いた、

マンチェスターユナイテッド戦での決勝点となった直接FKからのゴールは、

本当にかっこいい瞬間でした!

 

マンUの名GKファン・デル・サール選手の懸命なセービングも届かなかった、

25m強の距離から決めた素晴らしいFKは、

今でも世界のサッカーファンの心に刻み込まれているそうです!

 

DFの体を張った守備には胸を打つかっこ良さがある!

ゴールという目に見える結果に結びついて称えられる、攻撃の選手に比べて、

相手の攻撃を止める守備の選手は、一見地味な存在です。

 

しかし、そんなDF(ディフェンダー)の選手達の体を張ったプレー

見ている者の胸を打つかっこ良さがあります

 

 

日本代表CB(センターバック)として、

2006年と2010年のW杯に2大会連続して背番号22を背負って、

全ての試合でフル出場した中澤佑二選手は、

そんな体を張った守備ができるかっこいいDFの代表だと思います!

 

2006年ドイツW杯では、終盤の相手のパワープレーによって

大逆転負けを喫した初戦のオーストラリア戦など、

3試合で7失点という屈辱を味わいました。

 

 

しかし、それをバネにして再び代表の座を掴んだ2度目のW杯、

2010年南アフリカW杯においては、

田中マルクス闘莉王選手と組んだ鉄壁のディフェンスによって、

4試合で2失点という結果で、日本のベスト16に大貢献しました。

 

中澤選手の特筆すべき点は、CBというポジションでありながら

ファールをしないで、敵FWを跳ね返す技術とフィジカルです。

 

2004年に横浜Fマリノスの2年連続優勝を支えて

Jリーグの年間MVPを受賞していた彼は、

11年後の2015年には、Jリーグアウォーズでフェアプレー個人賞を受賞しています。

正々堂々とファールをしないで敵の屈強FWを止めるプレーは、

本当にかっこいいと思います!

 

守護神であるGKが前に出て守るプレーはかっこいい!

サッカーで最も難しいポジション

GKだと、私は思っています。

チームの最後尾に立って、どんなに相手が強くても、

点を取られないようにゴールを死守しなければなりません。

 

些細なミスでも失点に繋がってしまうポジションでありながらも、

それを恐れずに大胆に前に出て

敵のクロスをキャッチし、パンチングで弾き返し

相手FWと1対1になってもシュートを阻むGKのプレーには、かっこ良さを感じます

 

 

もう20年も前になってしまいますが、

1996年のアトランタ五輪に、28年ぶりの五輪出場を果たした

U23日本代表の初戦の相手は、サッカー王国ブラジルでした。

 

ロベルト・カルロス選手やロナウド選手などの黄金世代の選手で構成され、

大会前のテストマッチでA代表をも破ったというブラジル五輪代表チームを相手に、

日本は1-0で勝利したのです!

 

この試合でゴールマウスを守ったGK川口能活選手は、

勇猛果敢に前に出て守る守備で、ブラジルの猛攻を何度も弾き返しました。

 

相手のシュートが度々ゴールポストに弾かれる幸運や、

DF陣の再三の好守備もありましたが、

28本のシュートを浴びながら無失点で守り通した川口選手の神懸かったプレーは、

日本中に感動を呼ぶかっこ良さでした!

この試合は今でも“マイアミの奇跡”と呼ばれて、日本サッカー史に語り継がれています。

 

 

このように、サッカーでは個々のポジションによって

それぞれにかっこいい瞬間があります

そして、そうしたプレーは、

日常の絶え間ないトレーニングがあってこそ、成し得るものだと思います。

 

あなたも、自分がチームで任されているポジションで

かっこいいプレーができるように、ぜひ頑張って練習してくださいね!

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