サッカーのポジション~司令塔はチームの指揮を執るコンダクター!

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あなたのサッカーチームには、“司令塔”と呼ばれている選手がいますか?

サッカーにおける“司令塔”というのは、どのような選手のことを言うのでしょう

ポジションで言うと、どこのポジション“司令塔”になるのでしょうか

そして、“司令塔”代表的な選手には、どのような選手がいるのでしょうか

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司令塔はチームの中心となってタクトを振る指揮者!

“司令塔”という言葉には、元々

「軍艦などの艦長や司令官が指揮を執る塔」という意味があって、

そこから、組織全体に行動の指示を出して動かす人のことを、

“司令塔”と例えて言うようになったそうです。

サッカーにおける“司令塔”とは

他の選手達に指示やパスを出すことでチーム全体を中心となって動かし

試合の流れをコントロールする働きをする選手のことを指します。

従って、“司令塔”の選手には、

・周りの選手を動かすことができる強いリーダーシップ

・試合の流れを読む優れた戦術眼

・フィールド全体の状況を常に把握しながらプレーできる広い視野

・状況に合わせて正確なパスを味方に供給できるボールコントロール技術

…といった、多くの秀でた能力が求められます。

そして、オーケストラでタクト(指揮棒)を振ることで

自在に音楽を奏でさせる優秀なコンダクター(指揮者)のように

ボールを自在に操ってチームを動かす選手が、サッカー“司令塔”なのです

足が遅くて小柄でもパス能力とキープ力があれば司令塔になれる!

攻撃的なアタッカーの選手には、

ドリブルで相手を抜けるスピードや、強力なシュートを打つ力が必要です。

足が速くて、ヘディングが強ければ、大きな武器になるでしょう。

しかし、司令塔の選手には、そうした資質が必ずしも必要ではありません。

自らドリブルで相手を抜いたり、シュートを打ったりしなくても、

周りの選手を動かして、そうしたプレーができれば良いからです。

ドリブルが得意な選手には、スピードに乗って1対1を仕掛けやすいスペースに、

鋭いスルーパスを出してあげます。

シュートが得意な選手には、ワンタッチでボレーシュートが打てるような位置に、

柔らかいループパスを出してあげます。

そうした絶妙なパスを、自在に正確に出すためには、

優れたパス能力が、司令塔には絶対必要です。

また、味方の選手が守備から攻撃にプレーを切り替えて、

パスを受けやすい位置へ動くまでの時間を作るため、

敵にボールを奪われないようにボールをキープして、“タメ”を作ることができる

ボール保持能力が、司令塔の選手には必要です!

司令塔の選手のポジションはかつてトップ下のOMFだった!

日本でも、これまでに多くの司令塔の選手が、観客を魅了してきました。

今から23年前、Jリーグが始まった当時の

ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)のラモス瑠偉選手は、

柔らかいボールタッチのドリブルやパスで、

チームの攻撃を操る日本の司令塔の先駆けと言える選手でした。

その後、中田英寿選手がベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)で高卒デビューして、

味方の選手も追いつくのが難しい“キラーパス”という異名を生んだ

“諸刃の剣”の高速スルーパスで、

新しい日本代表の司令塔のスタイルを造り上げました。

日本代表を初めてのW杯の舞台に導いて、中田選手がイタリアのセリエAに移籍した後、

Jリーグでは2歳年下の中村俊輔選手が、

横浜Fマリノスのレフティの司令塔として、大活躍しました。

中村選手は、創造性溢れる選手の代名詞の“ファンタジスタ”という呼び名を、

サッカーファンの間に浸透させました。

こうした優れた司令塔の選手たちは、FWの選手をすぐ後方の位置から操る

トップ下OMF(オフェンシブミッドフィールダー)のポジションだったため、

本来は“選手の役割”を指す“司令塔”という言葉が、

トップ下のポジションのそのものを意味するような使い方で、用いられるようになりました。

現代の司令塔はDMFのポジションが多い!

サッカーの戦術が進化して、前線と守備ラインの間隔をコンパクトにして、

中盤にスペースを与えない組織的なディフェンスが一般的になると、

トップ下の選手がボールをキープしながら司令塔の役割を担うことが、

非常に難しくなってきました。

フォーメーションも変化して、トップ下の選手を置かないで、

2人のインサイドハーフと呼ばれるアタッカーを1トップの後方に置く布陣や、

トップの選手自体を置かない“ゼロトップ”という布陣まで生まれてきました。

そうした中で、相手ディフェンスのプレッシャーが比較的少ない

中盤の後方にいるDMF(ディフェンシブミッドフィールダー)のポジションの選手が

司令塔の役割を担うようになってきました

日本では、ガンバ大阪の遠藤保仁選手や、浦和レッズの柏木陽介選手が、

代表的なDMFで司令塔役を担う選手です。

遠藤選手は、チームでFWのポジションも任されることがある攻撃センスを持ち、

それを如何なく発揮して、ボランチとしてチームの舵取り役を担いました。

日本代表チームでも、攻守のバランスを取りながら、司令塔の役割を果たしました。

DMFが司令塔になったことによって、

守備から攻撃への切り替えがよりスピーディーになり、

サッカーの攻撃の高速化が促進されることにも繋がりました。

世界を代表する司令塔の選手達!

歴代の世界の名選手の中には、

様々なポジションでチームの司令塔だった選手がいます。

ドイツの“皇帝”フランツ・ベッケンバウアー選手は、

1960~1970年代にかけて、リベロというDF(ディフェンダー)の位置から

司令塔を務めた、稀有な選手です。

同じ時代の、オランダのヨハン・クライフ選手は、

前線から最後尾までポジションを流動的に変化させながら、

“トータルフットボール”と呼ばれた戦術のチームを、司令塔としてけん引しました。

1970年代後半から1980年代にかけては、

ブラジルのジーコ選手、フランスの“将軍”ミッシェル・プラティニ選手

アルゼンチンのディエゴ・マラドーナ選手といったOMFのスーパースター達が、

トップ下で背番号10の司令塔のイメージを世界に浸透させました。

1990年代には、“イタリアの至宝”ロベルト・バッジオ選手や、

フランスのジネディーヌ・ジダン選手が、

ファンタジスタの司令塔として攻撃のタクトを振るって大活躍しました。

2000年代に、右足から繰り出す正確で美しい軌道を描くクロスやフリーキックによって

観客を虜にした、イングランドのデイヴィッド・ベッカム選手は、

右サイドMFとしての司令塔を担いました。

そして、2000年代から2010年代前半の代表的な司令塔と言えば、

イタリアのアンドレア・ピルロ選手でしょう!

元々トップ下のポジションだった彼は、フィジカルが弱くて活躍できなかったのを、

DMFのポジションにコンバートしたことにより、世界的な司令塔に大ブレイクしたのです!

中盤の低い位置から、正確無比な長短のパスを繰り出して、

“レジスタ”と呼ばれる新しい司令塔のポジションを確立しました!

もしあなたが、足が速くなくて、体格にも恵まれていなくても、

戦術眼や状況判断力と、パスの技術を磨き上げれば、

将来チームの司令塔として、活躍できるようになるかもしれませんよ!

サッカーのポジション~司令塔はチームの指揮を執るコンダクター!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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サッカーが大好きな壮年男子。 高校時代の3年間はサッカーを経験。 その後も約15年間、体が動く間は、草サッカーチームを作って市民大会に出場。 日本でJリーグが始まり、以降国内海外問わず、 サッカー観戦が大の楽しみになって現在に至る。

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